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「先生の指示で金運ぶ」 小沢氏の“金庫番”石川容疑者(産経新聞)

 「小沢先生、すみませんでした!」

 平成16年12月、今回の事件の舞台となった東京都世田谷区深沢の土地から約700メートルの距離にある民主党幹事長、小沢一郎(67)の邸宅。民主党衆院議員の石川知裕(36)は玄関先で3時間にわたり、土下座を続け、涙ながらにこう繰り返したという。

 当時小沢の私設秘書だった石川は、民主党十勝が公募した衆院選北海道11区の公認候補に選出されたが、出馬に反対していた小沢には無断だったため、小沢の怒りを買ったのだ。

 石川は一時、小沢事務所を“出入り禁止”となり、翌17年9月の衆院選では落選したが、19年3月、比例代表北海道ブロックの民主党名簿で次点だったため、民主党議員の辞職に伴い、繰り上げ当選を果たす。

 国会議員となり、小沢事務所への出入りを許されたものの、“土下座事件”以降、石川は小沢に信用されなくなったという。大学在学中から書生として小沢氏の自宅に住み込み、車洗いや庭掃除などの下積みを続け、9年間も仕えてきたにもかかわらずである。

 小沢の元秘書は「小沢氏の秘書にとって小沢氏の命令は絶対で、背くことは許されないからだ」と語る。

 石川は日本一広い町村として知られる北海道足寄(あしよろ)町で、不動産業を営む父と母のもと、3人兄弟の末っ子として生まれた。2人の兄のうち、一人は医師。もう一人は不動産会社社長だ。

 「野球部の練習で砂だらけになったユニホーム姿のまま塾に駆け込み、みんなを冗談で笑わせる元気で物おじしない子だった」

 石川が小中学生時代に通った町内の塾経営者(57)は、こう振り返る。

 医者を目指し、難関校として知られる函館ラサール高校に入学。早稲田大学商学部に進学した。ここで、一転して政治の道を志す。

 早大の先輩で、当時小沢の秘書だった民主党衆院議員の樋高(ひだか)剛(44)を頼り、小沢事務所の門をたたいたという。書生を経て私設秘書となり、小沢の指示のもと、地元の北海道を含め、各地の地方選、国政選の手伝いをして回る。

 15年には足寄町長選に出馬した父とともに町内を回ったが、父は落選した。

 「『小沢一郎の秘書をしています!』と元気に回ってきた。当時はまだ衆院選に出るとは思わなかったが、清廉潔白な好青年に成長したなと感じた」

 石川の支援者の1人である町内の酒店経営者(69)はそう振り返る。

 石川はこの2年後、冒頭のように、衆院選に北海道11区から立候補した。周囲は一様に驚きを隠さなかった。足寄の国会議員といえば、新党大地の代表を務める衆院議員の鈴木宗男であり、さらに11区は財務相などを歴任した自民党の大物、中川昭一(故人)がいる。初代農水相などを務めた中川の父、一郎の代から半世紀近く盤石の地盤を誇っていた「中川王国」だったからだ。

 「やめときな」「中川さんがいるのに」「勘違いしてるんじゃないか」

 周囲の声は厳しかったが、石川は「政治はこれから自分たちの時代。頑張ります」と、農畜産業が盛んな選挙区内を長靴姿で回り、農家に泊まり込んで農作業を手伝うなど、必死の選挙戦を展開した。

 知人さえ「痛々しい」と感じるほどだったが、石川が小沢の秘書を始めたころから知る旧自由党関係者の男性(58)は、その決意の背景を「小沢先生の了解を取らずに出馬したからだ」と推察する。

 今回の事件を引き起こすきかっけとなったのは、12年に小沢の資金管理団体「陸山会」の会計事務担当者に就任したことだった。同時期、昨年3月に西松建設をめぐる違法献金事件で逮捕、起訴された公設第1秘書の大久保隆規(48)=公判中=が会計責任者となり、石川は小沢の“金庫番”である大久保を補佐する立場となった。

 これを機に、政治資金収支報告書の作成など、小沢の資金管理の実務を任される。大久保が逮捕された際には、東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けた。

 この際、石川は特捜検事から「参考人ではなく容疑者として事情聴取する」と言われ、ショックを受けたという。

 厳しい聴取は大久保が起訴される直前まで計6日間に及んだ。石川は親しい知人に何度もこう愚痴をこぼしたという。

 「おれは小沢先生の指示で金を運ぶ係だった。『秘書として忠実にやれ』といわれたからやっただけなのに、なんでこんな目に遭わなければいけないんだ…」

            ◇

 政界の最高実力者、小沢の秘書だった側近がまた1人、「政治とカネ」をめぐる問題で逮捕された。事件の背景には、隠然たる小沢の「威光」が浮かぶ。小沢に服従する秘書やゼネコンなどに焦点を当てながら、その威光に迫る。(敬称略)

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